さよならの朝に約束の花をかざろう。2018/02/24公開のアニメ映画の感想です。ネタバレ無しで。
公開初日朝一で見て、心がズタズタになって、2日程夜も寝付けず流石にダメージ引きずりすぎだろ…ということで3日目にして再度鑑賞してきました。
この作品人を選ぶとは思いますが私の琴線に触れすぎです…というのも命という儚さを扱った死生観とつながりがテーマの物語*1だから。
殺されるとかの唐突な死で泣く事ってなかなか無いんですが、人生を全うした死は泣けるものがあります。特にその人を広く知れば知るほど辛くなるものです。それが現実であろうと架空であろうと。
今回は架空のものですが、一人の子の生涯が尺*2の割に丁寧に描かれています。その子(彼)に共感出来るかというと反抗期の時くらいでしたが*3、私はその母の気持ちに入り込んだようで作中4度は泣いてしまった。
本作はその母が紡ぐ物語。
母はとても美しい。そして歳を重ねても老いることがない長寿の一族。*4
母はみなし子を育てるがその子には先逝かれる運命。いつか別れが待っていると知ってなお愛すると決めた。しかし子はやがて巣立つ…
悲しい物語ではある、嫌な言い方をすれば演出に泣かされているとも言えるが、私の心には酷く響いた。清く生きたいと思った。
さよならの朝に約束の花をかざろうは監督が岡田麿里*5、キャラクター原案が吉田明彦*6、BGMが川井憲次*7と私が好きな作家さん達が紡いだ作品、予備知識を入れずに見に行ったため序盤の唐突な展開には驚いたし展開が早いので荒削りにもみえたが、名作と呼べる一本だった。
劇場でサントラ・パンフ・設定資料集・美術画集を勢いで買ってしまったのは初めての事で*8、この心境を誰かにも伝えたいものの映画ファンの知人が居ないものでなかなか難しい。もしこの記事を見られた方で、映画も見に行く事があれば感想を頂ければ幸い。
後、全国試写会されてたけど*9広告費が少ないのか口コミで広まらないと商業ベースでは辛そうにみえるので頑張って欲しい。あとは海外で流行って逆輸入で評価されれば良いな…。
まだ見てない人向けに新PVがわりといいので参考*10
【新PV「マキアとエリアル篇」解禁!】
— 映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』 (@sayoasa_jp) 2018年2月28日
絶賛公開中『さよならの朝に約束の花をかざろう』の新たなPV解禁です!マキアとエリアル、二人の関係性に特化した映像です。まだご覧になっていない方はもちろん、既に映画館でご覧いただいた皆様にもお届けしたい映像になりました!#さよ朝 #さよ朝みた pic.twitter.com/bUr2yWSxAx
以上。
18/02/26 ゲーム以外の感想文書くの初めてなのでテキスト的にどう見えるか謎です。