ソシャゲ ドラガリアロスト批評
任天堂がサイゲームスと組んでソシャゲを作ると聞いてどういうものが出来るのか楽しみにしていたのでレビュー。*1
本作を出す事になり同系統アプリの白猫Projectを開発運営しているコロプラを特許侵害訴訟したことは明白だが、個人的にはサイゲ側が黒幕だったりしたら面白いなとは思っている。
なお蓋開けてみた所、ふつーの従来型のソシャゲで目新しさはなかった。
もくじ
どんなゲーム?
ストーリーは、主人公の王子が国王の依頼を受けドラゴンと契約したものの、その間に国が乗っ取られ反逆者扱いにされて国を取り戻す!というような流れ。
雰囲気はファイアーエムブレムシリーズに近く、軽い伏線は比較的早期に回収してくれるので悶々とすることは少ない。
BGMも出来がよく、約1/3が歌ありの曲でウィスパーヴォイスが気持ちいい。苦手な人には辛いだろうが・・・
ゲームシステム
フィールド(ダンジョン)
画面をスライドして移動、タップして攻撃と片手で遊べるアクションRPG。
指1本で遊べるのはいいが移動しながら攻撃が出来ない。個人的には出来てほしかった。
フィールドは短マップのあとボスエリアという組わせが基本。個人的にはエリアチェンジでいいので全フィールドを繋げ没入感のあるものにしてもらいたかった。ゼルダっぽくなって面白いと思う。
マルチプレイ
本作には上記フィールドを最大4人で遊べるマルチプレイが存在する。
二章途中でシステムが開放され、1度目のプレイは強制で発生しソーシャル面倒だと思いつつも案外遊びやすかった。
ただ問題点が2つあり、1つは最初の一人がボスエリアにたどり着いた時点で全員ボスエリアに移動する為探索もクソもない。ひたすら走る人が居るので、アイテムが欲しい場合は雑魚を無視して箱を回収したほうが吉。
もう1つはメインシナリオの場合ボスエリア前にイベントを挟む事があり、全員発生しているものの待たせてしまう感が出るので好ましくは無い。ロード中のtipsで気にしなくていいなど明記してくれると良いのだが。
ホーム画面
任天堂さんがお金だそうが撤廃は難しいようで本作にもちゃんと存在。
ホーム画面についてはAPIの都合であるほうがロード少なくて済むのは分かるが、いつまでホーム必須なゲームが続くのか。
任天堂がチェックしたのか、開放されていく操作の動線は比較的わかりやすいのでスマホゲー初心者でも扱いやすい。
しかしキャラや武器強化のシステムが煩雑でもう少しシンプルにまとめてほしいと思った。
例えば武器の場合、同武器を5本揃え1本にまとめた後Lvを最大にしないと強化出来ない。
ログインボーナス
日替わりのログインボーナス画面も用意されており、任天堂は何にお金を出したんだと言いたくなってしまった。
ログインボーナスを入れるのは構わないが、毎日石を15ほど渡して画面を設けないで欲しいと常々思う。
アイテムの受け取り
任天堂は一体何にお金を
プレゼントやデイリーなど度々手に入れたアイテムを受け取る事が必要になるが、まとめて受け取るの機能が項目別。
ソーシャルゲーム(オンラインゲーム)の特性上、アイテムの取得チェックに必要なのかな?とは理解しているものの、いつになったらこの不便さは解消されるのか。
ミッションとプレゼント、画面まとめてもよかったんじゃないだろうか。
キャラクター
2Dキャラクターはかなり可愛い。
この世界には貧乳なんてないんや・・・!
しかし3Dグラフィックはイマイチぱっとしない。
個人的にはもう0.5等身ほど上げて頭を小さくしてほしかった。ちなみに3Dモデルの胸サイズは普通なので期待してはいけない。
なお本作はフルボイスになっているので、任天堂マネーが入ったのそこ??と思ってしまった…*2
ガチャ
本作のガチャはキャラクターと装備の一環であるドラゴンと竜輝の護符がセットになっている。
キャラクターはその中でも一番出にくい仕様になっているが、全キャラ★5まで昇格出来るので、好きなのを使えば良い仕様。*3
現在開催されているガチャの場合★5キャラがピックアップでも0.05%なので排出は渋めなものの、★5ドロップがなければ徐々に排出率が高まる仕組みになっている。★5でも装備が出る可能性はありえるが…
20連目で出てきたピックアップキャラのエゼリット。メインで使ってるものの戦闘終了後の笑った顔が苦手なので別キャラ育てるほうがいいかなと思っている。
総評
最初にも書いたが、ふつーの従来型のソシャゲで目新しさはなかった。
シナリオ3、グラフィック4、BGM4、戦闘3、UI2で64点というところ。
仮に本作が短期で終了することがあっても制作したサイゲは痛手なく任天堂の損失か。
任天堂が何処にお金を出し、何処をチェックしたかもわからない感じ。海外展開もあるしそれなりにお金にはなるだろうが、よく出来た作品ではないので株主としては残念。
次こそ任天堂ならではの垢抜けた作品に期待したい。
以上。
18/09/30 初稿荒削り。