さよならの朝に約束の花をかざろうを見て
さよならの朝に約束の花をかざろう。2018/02/24公開のアニメ映画の感想です。ネタバレ無しで。
公開初日朝一で見て、心がズタズタになって、2日程夜も寝付けず流石にダメージ引きずりすぎだろ…ということで3日目にして再度鑑賞してきました。
この作品人を選ぶとは思いますが私の琴線に触れすぎです…というのも命という儚さを扱った死生観とつながりがテーマの物語*1だから。
殺されるとかの唐突な死で泣く事ってなかなか無いんですが、人生を全うした死は泣けるものがあります。特にその人を広く知れば知るほど辛くなるものです。それが現実であろうと架空であろうと。
今回は架空のものですが、一人の子の生涯が尺*2の割に丁寧に描かれています。その子(彼)に共感出来るかというと反抗期の時くらいでしたが*3、私はその母の気持ちに入り込んだようで作中4度は泣いてしまった。
本作はその母が紡ぐ物語。
母はとても美しい。そして歳を重ねても老いることがない長寿の一族。*4
母はみなし子を育てるがその子には先逝かれる運命。いつか別れが待っていると知ってなお愛すると決めた。しかし子はやがて巣立つ…
悲しい物語ではある、嫌な言い方をすれば演出に泣かされているとも言えるが、私の心には酷く響いた。清く生きたいと思った。
さよならの朝に約束の花をかざろうは監督が岡田麿里*5、キャラクター原案が吉田明彦*6、BGMが川井憲次*7と私が好きな作家さん達が紡いだ作品、予備知識を入れずに見に行ったため序盤の唐突な展開には驚いたし展開が早いので荒削りにもみえたが、名作と呼べる一本だった。
劇場でサントラ・パンフ・設定資料集・美術画集を勢いで買ってしまったのは初めての事で*8、この心境を誰かにも伝えたいものの映画ファンの知人が居ないものでなかなか難しい。もしこの記事を見られた方で、映画も見に行く事があれば感想を頂ければ幸い。
後、全国試写会されてたけど*9広告費が少ないのか口コミで広まらないと商業ベースでは辛そうにみえるので頑張って欲しい。あとは海外で流行って逆輸入で評価されれば良いな…。
まだ見てない人向けに新PVがわりといいので参考*10
【新PV「マキアとエリアル篇」解禁!】
— 映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』 (@sayoasa_jp) 2018年2月28日
絶賛公開中『さよならの朝に約束の花をかざろう』の新たなPV解禁です!マキアとエリアル、二人の関係性に特化した映像です。まだご覧になっていない方はもちろん、既に映画館でご覧いただいた皆様にもお届けしたい映像になりました!#さよ朝 #さよ朝みた pic.twitter.com/bUr2yWSxAx
以上。
18/02/26 ゲーム以外の感想文書くの初めてなのでテキスト的にどう見えるか謎です。
FF14 パッチ4.2での吟遊詩人の装備比較
いつものです。
サブステの効果が3.0の頃と比べると薄まってるし、記事としての必要性もあまり無いかと考えているんですが、先日作るか迷っていた時にあると便利と言ってもらえたので置いておきます。
吟遊詩人の攻撃力を基準としたサブステ換算
計算手法メモ
- 意思力+169で1%、1あたり0.0592
- ダイレクトヒット+159で1%、1あたり0.0650
- SS(AA+DoT)は+175で1%、1あたり0.0570、詩人のAAは凡そ31.55%なので0.0179
- SS(WS+エンピリアル)は+142で1%、1あたり0.0701、詩人のWSは凡そ34.94%なので0.0245
- クリティカルに関しては+400につき0.55%加算。詳細は省きたいが一応…*1
ダメージ比率の内訳には17/07/16現在の極スサノオの上位10名のlogsデータの平均を参考とした。
以上。
18/01/31 初稿。もし入力ミスあればTwitterで教えてください。
18/02/12 黒柳大弓の禁断が2つになっていたので修正。
好きな漫画ベスト◯◯
ゲームの話ばかりで漫画の話をこのブログで全然してなかったなと思い、たまにはこういうのも良いかなと。
好きな漫画ベスト◯◯、ただしランキング形式にすると面倒なのでジャンル別で羅列。
漫画に強くハマってた時期が2004年~2014年頃なので其の頃の作品が多いかも。
話の内容忘れたものは後々読んだ後コメント書きます。
※編集中なので順が雑です。
弐瓶勉 BLAME!
2017年には映画化され今なお人気の作品。人気の秘訣はやはり魅力的な世界観だと思う。
地球を超え木星圏まで到達した都市を舞台に、ネット端末遺伝子というバグを取り除く遺伝子を持つ生命を求め彷徨う主人公霧亥。果たして彼はネット端末遺伝子を見つける事が出来るのか…?
通常版は全10巻で読みやすいですし非常におすすめ。なお弐瓶勉先生は本作以降絵柄が今風になって若干微妙です。
つくみず 少女終末旅行
BLAME!成分が不足していたこの世に突如現れた同系統作品…!作者のつくみず先生もBLAME!が好きなようで、オマージュが増えるのは良いことです。
本作はチトとユーリの二人が都市の上層へ食料等を求め登っていく作品。登った先に何があるのか?と考えましたが何もなく、最終話では二人がこの先どうなるのか解らないまま終わりました。
全6巻で短いですし、退廃的なのが好きな方にはおすすめ。哲学的でもあって良かったです。
杉崎ゆきる アスクライブ・トゥ・ヘヴン
杉崎先生は続き描きましょう…?
内容忘れたので後ほど
カサハラテツロー 空想科学エジソン
ゲームでもアニメでもワクテカする冒険モノが好きで、空想科学エジソンもそのようなワクテカ作品。
バルカンという工具を持つ主人公ミロが球体形のロボット・エジソンと出会い外の世界に旅に出るという王道展開。(うろ覚え)
全3巻、打ち切りっぽい終わり方ですができっちり〆てるので問題ありません。テツロー先生にはこういうSFをまた描いてもらいたいです。
高橋しん きみのカケラ
いいひとの高橋しんによる遠未来?SF作品。雪に沈む大穴で暮らす人々の物語。
この世界だと外に出ると瘴気(確か)で死んじゃうので外世界への冒険でワクテカ出来るわけではないですが、退廃的な世界が好きな私のツボにはまりました。
つくしあきひと メイドインアビス
大穴3作目ですメイドインアビス。これが一番知名度の高い穴作品かな?
本作は主人公の母親が待つという大穴(アビス)の深淵へ潜っていく作品。グロ要素やペド要素もあったりマニアックな作品ですが、書き込まれた世界観が人気でアニメ化も成功。漫画じゃないですがBGMが良かったです。
荒木飛呂彦 ジョジョの奇妙な冒険 PART6 ストーンオーシャン
ジョジョの奇妙な冒険PART6ストーンオーシャン 全17巻完結(ジャンプ・コミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
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6部です。4部や5部でなく6部です。4部も良いんですが、6部は疾走感があるというか刑務所からの脱獄そして追跡、最後は世界変革という流れが好きで…
本作は罪を擦り付けられた空条徐倫が脱獄し元凶のプッチ神父を追う話(雑)。
ところで以降のジョジョは話が長すぎるのでもうちょい短くなりませんかね。7部なんか24巻ですし8部も既に17巻、エンポリオが出てくればワクテカ度も上がりそうですが既に9部が楽しみになっています。
鈴木央 ライジングインパクト
ライジングインパクト コミック 全17巻完結セット (ジャンプコミックス)
- 作者: 鈴木央
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/08/02
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ジャンプ繋がりでゴルフ漫画のライジングインパクト。最近は七つの大罪がめっちゃ人気ですけど腐ったからですかね…?
本作は著者の作風とキャラが好きでした(パーシバルが特に好み)。今見ると本作はおねショタだけど当時は霧亜ねーちゃんの良さが理解できなかったのかもなぁ…
西炯子 STAYラブリー 少年
少年を先に持ってくるのは本来不適切で「STAY ああ今年の夏も何もなかったわ」というオムニバス本の続編の1つ。
私は本作に出てくる山王みちるちゃんがとても好きで、最近の作品でいうとからかい上手の高木さんみたいな子。狼と香辛料もだけど一枚上手のヒロインはいつの時代も良いものです。
聖千秋 四百四病の外
少年の次に思い出したのがこの作品、少年は女性が男性を振り回してましたが、本作はその逆でフラフラした男性が知的な女性を振り回す?作品。
STAYは高校生の話でしたがこちらは社会人、問題学校の教員を辞めさせるべく文科省から派遣された主人公浅尾モモが問題教師と接するうちに問題の大半はまわりの勘違いとわかり関係が深まってくお話。
落下流水の情という続編も3冊出てるので合計5冊、気軽に読める量なので気に入ってます。
今村陽子 sunny
両親が亡くなって身寄りがない甥が高校を卒業するまで保護者を引き受ける事になった主人公、しかし甥とおもっていた子は姪であり、姪は一人暮らしが寂しく友人二人と一緒に住んでいた…!
という、JK3人との同居生活というドタバタモノです。といってもハーレム作品とかでなくJKに振り回される話でツボ。高校卒業までという期限付きだから話数も少なめで1巻完結、でも短すぎるので続編が読みたくなる…
今村さんは以降チョイエロマンガばかりになってるのでハートフルな作品も描ければお願いします…
植芝理一 ディスコミュニケーション
新装版 ディスコミュニケーション(1)冥界編1 (KCデラックス アフタヌーン)
- 作者: 植芝理一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/23
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謎の彼女Xの作者のデビュー作、ディスコミュニケーション。民俗学や心理学やら日本神話を織り交ぜたラクガキ漫画で密度がやべぇ作品です。
この本との出会いは学生時代に通ってた古本屋で漫画1冊100円って安くね?と気付きそこから私の漫画趣味がスタートしました。※新都社は其の翌年に出来た。
本作のラストは夢使いに繋がるわけですが、夢使いでの松笛君の活躍を期待していたものの作者が闇落ちしたのか6巻で完結。狐面をかぶった松笛君にはもう会えないのでしょうか?
山田穣 がらくたストリート
ジャンル的にはディスコミに近いノリだけど本作は会話が面白い。雑学も多くこち亀が好きな人にも合う作品じゃないかなと。
山田先生の話の作りが好きなんですがいかんせん人気が出ない…もっと書いて欲しい作家さんなのですががが!
なお本作は3巻打ち切りで、なんとか出てくれた3巻は著者の本業パワー(エロ漫画家)が出てた描き下ろし温泉回のが良かったです。
小田ひで次 平成マンガ家実在物語おはようひで次くん!
平成マンガ家実存物語 おはようひで次くん!(1) (ビームコミックス) (BEAM COMIX)
- 作者: 小田ひで次
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/05/17
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これまた変な作品で会話が面白いやつです。
小田ひで次といえば特番アニメ化されたミヨリの森(何故アニメ化した?)が一番著名ですが、小田さんの作品の中では本作が一番面白いかなと。他の作品と比較して地(現実)に足付いてる感がいいですね。
三浦靖冬 薄花少女
ハッカばあやがロリばばあになって小学校教員の主人公の元に家政婦としてやってくる話。ようはロリババアモノです!そういうのが好きな人にはおすすめです。
冬目景 ももんち
イエスタデイをうたっても良いのですが、あっちは10数巻グタグタと長いのでももんちを紹介。
したいけど内容忘れたから後ほど。
幻影博覧会のほうが思い入れあるかも?
ナヲコ なずなのねいろ
ギター少年の主人公が津軽三味線を鳴らす少女と出会って学校で部活作ったりしていくお話。ヒロインが高校生なのに見た目小学生というちびっこキャラというのはロマン。
弦楽器には憧れがあって、BGMに弦楽器が使われている曲(FF13の閃光とかアナデンの古代ボス曲とか)は時々弾いてみたくなる。音楽の授業で伴奏の為にアコースティックギターは習ったけど、主旋律用の弦楽器は触る機会がなかったからか今でも触りたいなーとは思うものの、実際店頭で触らせてもらうとめっちゃ難しい辛れぇ!ってなったので諦め。
ところでナヲコさんの作品好きなんだけどもうマンガは描かないのかなぁ…
小橋ちず Sweep!!
カーリング漫画、主人公のババくさいキャラが良くて好き。この作品がきっかけか忘れましたが私は冬季オリンピックではカーリングが一番好きな競技だったりします。
ひょんなことから温泉を掘り出してしまった主人公、しかしその土地は隣村との境界でそれを取り合うべくカーリングで勝負をすることに。寄せ集めの彼女らは果たして隣村に勝つことが出来るのか…!
これ書いてる今(2018年)はカーリング女子がオリンピック銅メダルを獲得してて、時代が数年遅ければもっと売れてたかもなぁとか考えてしまう。作者さんがもう数年音信不通なので気になっちゃうけど引退かなぁ…
相田裕 ガンスリンガーガール
GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガーガール) コミック 全15巻完結セット (電撃コミックス)
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2012/12/29
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2度アニメ化してますし有名所ですね。改造された少女を武器に戦う社会福祉公社のおじさん達と五共和国派のイタリアを舞台にした内紛のお話。
相田さんのイタリアへの愛というかそういうのが伝わってくるので好きな作品です。限定版のオマケ本が非常に良かった。後サンホラのRevoによるキャラソン的なアルバムも◯
ところでなんで今は野球漫画描いてるんすか…w
天野こずえ ARIA
ARIA 全12巻 完結セット (BLADE COMICS)
- 作者: 天野こずえ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2010/11/01
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ガガガ(ガンスリンガーガール)に続いてイタリアネタ。天野こずえのARIA、火星テラフォーミング後の世界で水運(観光水先案内人)を行うお話。
火星テラフォーミングというとガチSFですが、すでにそういう時代は過ぎ去って作品はほわほわした時代背景で、設定をゆるく上手く使ってるなーという印象です。
以下リストアップだけ
Dear Emily...?da capo? 1 (電撃ジャパンコミックス)
- 作者: 瑚澄遊智
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/10/24
- メディア: Kindle版
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A・LI・CE (角川コミックス・エース・エクストラ―Hirosuke Kizaki memorial edition)
- 作者: 木崎ひろすけ,吉本昌弘
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/09
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Rozen Maiden 新装版 全7巻 完結セット (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: PEACH-PIT
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/02/15
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2017年映画館で見た映画リスト 下半期
メアリと魔女の花 ★4
パワーレンジャー ★2
ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章 ★3
関ヶ原 ★3
散歩する侵略者 ★4
ダンケルク ★3
きみの声をとどけたい ★4
Fate/stay night [Heaven's Feel] ★4
鋼の錬金術師 ★1
★1 塵
★2 見れた
★3 面白かった
★4 オススメ出来る
★5 神
地雷はBGMも酷かったハガレンくらいでした。
ゼノブレイド2 クリアしたのでレビューと考察
ネタバレ含むので未クリアの方は見ない方が良いかと。前半はレビュー、後半が考察です。
今作は95時間でクリア。
サブクエめっちゃ残してるし、レアブレイド全然出てないしで後50時間分くらいは遊べそう。いつもの事ながら凄まじいボリュームです。
なおゼノブレイドは前作、ゼノブレイドクロスはクロスと表記します。
ストーリー
前作と比べ登場する国が多いから若干ややこしさを感じるものの、後半の展開で一気にSF化したのがシリーズファンとしては嬉しく、過去作から繋がる話が色々含まれてて◯。
高橋監督が今作はジュブナイルと言ってたものの、フタを開けるとラノベじゃねーか!というツッコミが出た程度にゼノブレイド2はラノベ展開してたなという感想。*1
主人公の嫁候補みたいなキャラが増えていきますけど、亀ちゃんと仲良かったと思ってたネコ娘まで嫁候補キャラになったのは想定外でした。まあ直後にフラレてるけど。鈍感ガキめ…
主人公レックスについては何故この名前にしたんだろう?という疑問が解けないので何か元ネタがあるなら知りたい所。アルストにおいてこのキャラ名がなんか浮いてるんですよね。
後今作は終盤まで秘密抱えたキャラが多すぎた感じはしたけど、ゼノブレイドがシュルク以外スッキリしてただけでゼノギアスもそんなもんだったかな。
サブイベント
サブなだけに若干寒いというか、許容はしたけど下ネタが多かった。亀あたまのとこもだし、ハナのイベント誰が書いたんだと言うレベル。*2
エロに走るならカメラ近づけた時にキャラが消えない仕様にしておくべきだったなーとは思う。
後今作はキズナグラムが無くなったので、住民の要望処理は作業化した感じがするのはマイナス。二週目要素追加されてから残りは消化したい。
登場人物(メイン)
プレイアブルキャラが前作と比べて少ないなーと思ったんですが、ブレイドの登場人物を含めるとこれ以上いると話ややこしくなりそうなので程よい人数だったかなと。
ただメンバーの基本構成がアタッカー2・タンク2・ヒーラーで、そのヒーラーであるニアが途中から他の事しだすのと、レックス使ってると亀ちゃん使う事無かったので亀ちゃんはヒーラー枠だったほうが使い勝手良かったと思う。
といってもブレイドを切り替えて遊ぶものなので、ヒラ化させることも可能なんですけど、ニアの回復アーツが都合良すぎたので他の組み合わせを試す事が無かった感じ。
他、終盤で天の聖杯さんが最終形態になるけど呼び名指定があるのが焦れったい。ヒカリにしたんだけどエンディングのムービーで彼女取っ替えたような感じがしたのでホムラにするほうが正解だった気がする。
登場人物(サブ)
ブレイドキャラは意外にクエストやイベントも多かったので手抜きは感じませんでした。しかし複数のキャラデザイナーのイラストをそのまま利用したのはグラフィックの統一感に欠ける。
ビャッコはともかく浮きすぎ。ここまでコテコテなメニューもレアな気はする。
また好き嫌いが生じてしまう事からゼノギアスやゼノサーガのように*3メインキャラクターデザイナーに描き直しして欲しかった。今回の齋藤さんのキャラデザは悪くないんですが楽園追放よりエロかったので女性ファンは大丈夫なんだろうかと引っかかる。
他、ガチャシステム自体は演出の長さ以外は気にならなかったんですが、中盤からレアブレイドが全くでなくて出なさすぎて萎え気味。モッコス早く欲しいな~
フィールド
前作は1つの大陸(巨神)内で複数の環境が有りましたが、今作は1つの巨神で1環境となってるので広がりを感じにくかったものの、フィールドの作り込みは毎度のことながら圧巻。ゼノブレイドは高低差や多層構造のフィールドがあるのが最高です。
画像にみえる風景も見えない壁が無くハシまで行けるのが素晴らしい。
欲を出すならジャンプアクションで登れる要素がもう少し欲しかったのと、巨神の肉体を隅々まで移動出来るようにしてほしかった。例えばグーラの頭や尾まで行きたいし会話の中では他にも村がある事になってるのにフィールド上に存在しない。
そういやこの階段下行ってないな。
悪いところがあるとすればブレイドのフィールドスキルが面倒くさすぎた事。最低でも切り替えせずとも発動してほしかったし、特定キャラを所持してなければ進めないんじゃねえのと思う所が複数あったり、採取ポイントで立ち止まりグルグル廻る必要*4が生じる等、行動が阻害されるのは没入感に欠ける。フィールドスキル、次回作では止めてください…
あとモルスの地にある看板のテクスチャは楽園で流用してほしくなかった。モルスの地が大体何処かという想像はついたけど、楽園にもあると辻褄が合わなくなる。州間高速道路90号線。楽園にあったのはもう1つの出口看板、236とあるが其のような出口(道路?)は存在しない。
マップUI
17/12/22のアップデートで、スキップ機能については改善されたものの、フィールドをエリア別で細かく区切られたマップでは分かりにくいまま。マップは大分類を無くし、XY軸の座標・尺度を揃え、ランドマーク別でなくとも層別にマップを切替出来るようにすべきだった。*5
前作では行った区域のみがマップ化される仕様だったが、今作はエリアに入ったらマップが公開されるスタイルに切り替わった為、フィールド演出的にはデメリットを感じた。個人的には通った所がマップ化される仕様のほうが好みでゼルダBotWみたいなのでも良いがいきなり全部見れますというのは好きではない。
後、大分類・座標・尺度の問題で一番酷いと思ったインヴィディア烈王国のフルマップ白地図を作ったので置いておく。*6
またランドマークを見つけるまでそのエリアのマップが見れないのは不便だった。確認はしていないがランドマークが存在せず見る事が出来ないエリアはあるのだろうか?
クエスト表示も上部中央のものだけでなくゼルダBotWのような◯マップ上にも表示してほしかった感じ。
中央右下の隙間が気になるけどエクスパンションによる新アルス用だろうか?
戦闘
今作の戦闘システムは覚えるまで大変だった*7が覚えればわりと簡単で楽しいので、是非理解して戦闘したい。
ドライバーによる連携とブレイドによる連携、また同時に入れる要素がある程度のことなのだが、ブレイドによる連携は画面右上に表示されているものの、ドライバーによる連携は覚えておかないと戦闘中では解らないのはマイナス。
今作の連携要素はゼノサーガEP2*8の発展系のようで個人的には好きだが、テキストのみの説明だと分かりにくいと思う。ドライバーコンボによる懐かしい打ち上げ要素。
ストーリー序盤等、新システムが入った直後の戦闘では解説が入ったものの、1度見逃すと調べ直す以外方法がないのはアウト。終盤でも追加要素があると知らず戦闘に入ると思い、ボタン連打してて数行見逃したのには笑った。
戦闘バランス
1話10時間程度の時間配分で遊んだが、程良いレベルデザインだったと思う。ラスボスも良い硬さ(Lv65程で撃破)で一部難易度の高いボスもいたものの許容範囲。
しかし終盤主人公一人で戦う戦闘に関しては全ブレイドを回復にしないと勝てなかったので、他の方法があるなら知りたい所。
敵
様々な種族がいるしグーラでは親子や捕食関係もよく分かるのでいい感じ。
でも敵の行動形態について聴覚感知は廃止?で襲ってこない敵やリンクする敵が明確ではないのはダメ。敵アイコンは前作のようにわかりやすくして欲しかった所。
他にはブレイドのキズナリング埋めでリベラリタスのビバーン・フラミーが何処にいるのか全くわからなかったので何らかの形で生息地情報が欲しかった。*9
装備
ゼノシリーズはいつも装備の性能が分かりにくかったりするな*10と思うが、今作も若干分かりにくいものが存在する。
例えばブレイドのクリティカル10%アップの装備、これどうも+10%でなくx10%のようで元が20%だと22%にしかならない。実際そうなのか表記のバグか確かめはしていないものの性能として地味すぎる気はする。なお腕力など%表記でないものはそのまま反映されるので問題ない。クリティカル12%アップを外し、物理防御10%アップを装着しようとしているが3%ずつしか変化していない。
また装備の種類は豊富なのにスロットが2つしかなく、3つに出来ればなーと思ったが攻略情報を見ても固定らしい。その点前作のジェムのほうがカスタマイズ性は高かったと思える。
今作はブレイドの装備もあることからシンプルにしたとは思われるがブレイドの装備もあって余計ややこしいので何とも言い難い…w
食事
食事アイテムについては総当りするしか、キャラ別の好きな食事を見つけることが出来ないのが煩わしい。メインシナリオで「オーディファ飲んで~」というセリフがあったが、亀ちゃんの好きなものでは無かったので納得いかない。何らかのヒントを儲けて欲しかった。
UI・UX
キズナリングのLR操作や装備の煩雑さ、戦闘システムの説明力の無さ等色々問題はある。LRでなく上下操作で移動させても良かったんじゃないか?
加えてキズナグラムが存在しないので街の住民の生活リズムやつながりが解らないのが不便。コレペディアも無いのでコレクションアイテムが全然コレクションじゃない。説明力の無さについては前作にあったようなマニュアルやチップスを設けるべきだったし、何か際立ったことが起きた場合はアワードを表示するべきだった。せっかく画質も綺麗になったのでSS撮影用のUI非表示機能も追加して欲しい。
あって当然と思っていた要素がオミットされているのは何故なのだろうか。前作やクロスで批判されていたキャラクターグラフィック等についてはある程度解決していたと思うが、褒められていた点を省いたのはプラス要素だと認識していなかったのか。
以降のアプデで何らかの修正が入るようなので要望は出したいが、任天堂から送られてきたアンケートでどこまで対応されるものか心配。こういうの発売前に1度チェックすべきだと思うが今作がメタスコア84点になったのも頷ける。
あとこれはSwitchの問題だと思うが、本作はVer1.1現在録画機能に対応していない。ネタバレ回避のために録画機能を使えないようにしたかと思うのだが、Switchには特定のシーンのみを録画禁止にする機能は無いのだろうか?カットシーンのみ禁止にすりゃよかったんじゃないかと思う。
総評
★5つの90点、やっぱ今作はストーリードリブンというだけあって中身濃かったと思う。
でも巨神獣を渡り歩く移動要素と国家間の対立*11でストーリーをややこしくしてたのはマイナス。前作の巨神と機神という1v1は非常に分かりやすく壮大さを感じられた。
でもそこに減点はなく、キャラデザの統一感の無さといつものモノリスソフトUIでの減点。
同じ任天堂でもFEヒーローズが複数のキャラデザが混じったゲーム展開してますけど、グラブルの統一感を見習いましょう。*12
考察
うりゃこっからが本番だ!!!!!!!!!!
※本編内の考察というより過去作との関連や繋がりの考察が主。
まずは終盤の粗筋
ゼノブレ2をプレイしているとこのシーンでおっと来るわけですがモナドですねこれ。
そして以降の怒涛の展開、メツが滅字のモナドを持ってモナドバスター等色々やらかしてくるのが面白い。レックス達が前作のスキルを全く使わなかったのはここまで引っ張る意味があったのかと。
次のイベントではアイオーンとヒカリとホムラの構図。何処かで見たことあるようなと思った人もいるはず。
構図的にはゼノサーガEP2のオメガとセシリーとキャス。
そしてホムラが第三の聖杯に変化しレックスは接触者*13になり、扉(ゲート(ゾハル))から漏れ出す力を行使出来るように。
世界樹を登り始めるとロケーション名が気になりますが元ネタは7つの天国、今作のラスボスは神に至っておらず天使なのでこの設定で良いでしょう。
登りきった先で見せられるトラウマ、そして水面のような世界。ここはゼノギアスのウロボロスフィールドの波紋オマージュっぽいですね。
過去編は一旦飛ばしてアイオーン撃破後、ゾハルが高次元?へ回帰。ここ良くわからないのが、アイオーン撃破後に波動存在*14が高次元に帰るでなくクラウスとゾハルが消えた事。アイオーン撃破と連動してしまってるせいでスッキリしないが、直前にシュルクのセリフがあるしゼノブレイドの世界でザンザが倒され、消える時期が偶々同時だった可能性はある。
そしてエネルギー元を失った世界樹の崩壊*15。ここからエンディングへの展開はゼノサーガEP1まんまですねw
高軌道リングはずっとこのままっぽい?
ただいま
過去編
ゼノシリーズはとりあえず設定つなげたくなるものなので混ぜます。
トゥルカナ湖でゾハル発見。
紆余曲折を経てゾハルは軌道タワーのエネルギー元になったようですが、有事が発生し反政府軍に狙われる事に。この反政府軍(サルワートル)というのが良くわからない。ゾハルを有する政府に対抗する技術力を有してるのか。なおゼノサーガでも議会会派にザルヴァートルがあったが5000年も未来のこと。ちなみにビーンストークは豆の木の事でそれが世界樹になるのはいい感じ。ゼノブレイドでは軌道タワーでなく軌道ステーションだったが設定の変更ということで。
そしてクラウスが相転移実験を行い、閉じられた宇宙(ゼノブレイドの世界)と生命がいなくなった地球(ゼノブレイド2)に分裂。そいや月はどうなったんでしょうね。
同時にトリニティ・プロセッサーのうちの1つウーシアは閉じられた宇宙側へ、アルヴィースの元ですねこれは。このプロセッサー、ゼノギアス的にいうなら中枢素子ペルソナ(ウーシア)と生体素子アニマ(プネウマ)とアニムス(ロゴス)とも取れる。
こうして生まれた宇宙と、すっからかんの地球をどうにかしようとクラウスが暗躍するわけですが、彼は巨大不明生物が好きだったのか巨神や巨神獣を生む事に。後は本編で語られるストーリーがあるくらいで、ゼノサーガ・ゼノブレイドクロスと分かりやすく繋げる事は難しい感じ。
ゼノブレイドクロスの話を繋げるなら、異星人が攻めてくると同時期に地球人も内戦状態になったという流れなら辻褄は合う。
ゼノサーガに関してはゼノブレイドクロスに出てきた移民船の何れかという取り方も出来るが、ゼノブレイド2にてゾハルが失われてしまったのでそこは矛盾。でもゼノギアスの設定資料集では巡礼船団で見つかるともあるので高次元から出戻りと考える事も可能か。
何度も宇宙をやり直している世界観ですし一本に纏めようというのが烏滸がましいかもですね。
他のネタ
今作は度々500年前の話が出て来るがこれはゼノギアス本編におけるEP4のオマージュを感じた。
クラウスの立ち位置はカレルレンだったし、マルベーニはラムサス、アデルはラカン、シンはグラーフっぽい立ち位置だったな。プネウマがエレハイムだとするとロゴスはミァンとも取れるし、天の聖杯はゾハルにアクセスするための装置(セシリーとキャス)という感じ。
アデルさんは500年前の接触者かな?解説無かったけど、「本来あり得るはずのない再同調」はアデルの転生体がレックスなら納得するし、エレハイム扱いのプネウマが守ろうとし「命の共有」を行ったのもスッキリする。
僕(デバイス)やアイオーン胸部にあったゾハルと同形のコアはアニマの器的要素があるな~と思うが、本編で特に説明は無かったので考察しても仕方がない気はした。
今のところはこれくらい。ファンの知人と話すれば他のネタも出てくるかもしれないので有ればその時追記する。
以上。
17/12/14 初稿
17/12/15 考察と画像追記
17/12/17 画像追加
17/12/26 一部テキスト訂正
*1:速度ネタはやり過ぎだと思った。
*2:トラは直結厨。
*3:サブを担当していた嵯峨空哉さんやヴェクター関係のCHOCOさん
*4:権利書でどうにかなるとか?
*5:グーラだと左右半身・トリゴの街・戦艦の1層を1つのマップとしたほうが格段に見やすいはず。
*6:ムシャクシャしてやった。後悔はしていないが公開する。※アイソメトリック図も作ってみたがタテのマップをヨコにするの忍びないのでそのままにした。
*7:説明が不親切なのと、何でもかんでもコンボとすると分かりにくい。
*8:EP2の戦闘は敵を上空にふっ飛ばしたり叩きつけたりする。敵毎に弱点のコンボルートが存在し其のコンボルートを使わないと敵がめっちゃ硬かった。しかもラスボスは行動毎にコンボルートが変わる。
*9:見つからない敵は傭兵団で対応すればなんとかなったりはする。なおオーロラ限定モンスターらしい、説明の場がないにしてもせめてキズナリングの◯◯を倒せと明記すべきだった。
*10:ゼノギアスでは同性能に見える装備でも説明に改行の有無があったり、効果説明が無かったりと玄人向けだった。
*11:国名が全部カタカナなので覚えれないわ。
*12:グラブルの皆葉がブレイドデザインしてるのには笑った。
*13:レックスの瞳の色がゼノギアス・ゼノサーガのアベルと同じ金色なのは意図的っぽい?
*14:波動存在がゼノブレイド2に居たのか居なかったのかは謎。居なくても話は纏まるがクラウス部屋の波紋が気になる。
*15:倒壊原因はゾハルの力で維持していただろう、カウンターウェイトになる高軌道の柱部分が外れたからと思われる。